自動車保険について調べた方や加入されている方なら「等級」という言葉を一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
「事故を起こして保険を使うと等級が下がって保険料が高くなる
保険を使わなければ等級が上がって保険料がだんだん安くなる」
というイメージを持たれている方がほとんどだと思います。
初めて自動車保険に加入すると、等級は6級からスタートです。
1年間事故がなく保険を使わなかった場合、等級は1級増えて7級に。
事故を起こして保険を使った場合は3級減って、等級は3級になります。
では事故を起こしてしまうと、必ず等級は下がり保険料は上がってしまうのでしょうか?
実は等級が下がらない、いくつかの例外があるのでみてみましょう。
◆ノーカウント事故
人身傷害補償保険、搭乗者傷害保険、無保険車傷害保険だけ請求する場合
弁護士費用保障特約、ファミリーバイク特約、ファミリー障害特約の請求
◆自賠責保険の補償範囲内の事故
障害による損害(ケガ):120万円
死亡による損害:3,000万円
後遺障害による損害:4,000万円 の範囲内
◆事故が起こっても保険を使用しない
自腹で損害の負担額を支払った場合
どうでしょうか。
自動車保険は事故を起こしてしまった時に必ず等級が下がる訳ではなく、使用する保険・事故の種類によって変わってきます。
等級は割増・割引率なども保険会社によって違ってきますので、保険会社に質問し自己判断をしないように注意していきましょう。