平成26年に発生した、「自転車が関連する交通事故」の件数は 109,269件。交通事故全体の約2割を占めています。
下のグラフは、自転車の交通指導取り締まり状況の、検挙件数の年別推移です。年々、検挙件数が右肩上がりに増えていることがわかります。
どのような理由で検挙されているかを項目別に見てみましょう。
半数以上は「信号無視」。車が来ないときには、赤信号でも自転車で横断歩道を渡ってしまう、という人が多いのではないでしょうか。
車道の左側を通行する(高齢者、幼児など歩道の通行が認められる例外があります。)、歩行者優先、飲酒運転の禁止、交差点での一時停止義務など、自転車にも、車と同じ交通ルールがあります。
平成26年6月からは、危険行為が繰り返される場合は、講習(自転車運転者講習)の制度が導入されています。手軽に誰でも乗れる自転車ですが、「自転車は車」の意識をしっかり持ち、安全な運転を心がけることが大切ですね。
自転車は、車と同じ扱いではありますが、自動車保険には、自転車の事故による損害賠償の補償は基本的にありません。自転車の事故の補償は、「個人賠償責任保険」によるものが一般的です。自転車の利用頻度が高い方や、自転車で走り回ることの多いお子さんがいらっしゃる方は、加入しておくと安心です。
自動車保険には、個人賠償責任保険を特約としてつけられる商品もあります。火災保険や共済などに加入されている場合は、すでに付帯されている場合がありますので、重複して加入することがないように、確認をしておきましょう。