前回は「運転者の範囲」を本人や家族に限定することで保険料が割り引かれる特約があることをお伝えしました。
保険料の割引制度はいくつかありますが、その他にも運転者の範囲を限定するものとして
「運転者の年齢条件に関する特約」
があります。
これは「運転者の年齢」を限定することで保険料を安く抑えることができる特約です。
この保険料を安く抑える事のできる代表的な特約を一緒に確認していきましょう。
年齢条件は一般的に年齢が若い方が保険料は高くなります。その理由は、過去のデータで若い人ほど事故発生率が高いという統計結果が出ているためです。
保険会社によって線引きとなる年齢は異なりますが、一般的に年齢の区分は4つに分かれています。
① 年齢を問わず補償
② 21歳以上補償
③ 26歳以上補償
④ 30歳以上補償
保険料は「年齢を問わず補償」が一番高く、年齢を重ねるほど安くなります。
事故が起こった時に補償が受けられるのは年齢制限に当てはまる運転者です。
ここで注意したいのが年齢条件は「本人と“同居”家族」が対象となることです。
たとえば友人や知人、別居している家族や親族が運転して事故を起こした場合は年齢条件に関係なく補償されます。
年齢制限に当てはまらない年下の友人や別居中の親族・子供に運転を代わった時の事故は補償されるということです。
勘違いしやすいですが、年齢条件は家族の住居によって補償範囲が変わってきます。
同居していた家族が別居したり、別居していた家族が帰ってきたりなどした場合は契約変更が必要になります。
また、年齢条件を設定していない方は保険料を抑えられる可能性がありますので、契約内容を見直してみましょう。