快適に安心して運転するためには車の点検が必要不可欠です。
法令で定められた「法定点検」や普段から「日常点検」を行うなど、日々のメンテナンスがとても大切です。
その他にも一定期間ごとに国が行う検査として「車検」があります。
「車検」と「法定点検」この2種類はイメージが似ているため違いが分からない方もいらっしゃると思います。
また「車検」を受ける際に大事なポイントもありますので、一緒にみていきましょう。
【「車検」と「法定点検」の違い】
◆車検◆
車検は基本的に“保安基準に適合しているかどうか”を検査するものです。
検査に合格すれば公道を走る許可があたえられます。
ですので車検に通っていない車で公道を走れば法律違反となり罰則の対象となります。
整備や部品の交換を目的としていません。
◆法定点検◆
車を運転する際に安全にかかわる決められた項目の点検や整備や消耗・劣化した部品の交換などを行う定期点検です。
安全に走行するために必要な点検です。
車検とは違い点検を行わなかった場合の罰則などはありません。
【車検と自動車保険】
●自賠責保険●
車検を受ける時には必ず次の車検まで有効な「自賠責保険」に加入していないと検査が通らないことをご存知でしょうか。
自賠責保険とは「強制保険」と呼ばれる車を運転する人は契約が義務付けられている被害者に救済を目的とした保険です。
●任意保険●
また自賠責保険とは別に「自動車保険」と呼ばれている「任意保険」に加入している方も多いと思います。
車検を通す時に任意保険証の提示を求められることもありますが検査に必要な保険証書は「自賠責保険」のみになります。
業者によってはキャンペーンや情報収集の為に提示を求める事もありますが断っても問題はありません。