気象庁が「異常天候早期警戒情報」を発表するなど今年は記録的な猛暑となっています。
ぐんぐんと高まっていく気温の中で車を運転しようとドアを開けると車内から熱気が流れてきた!ハンドルが暑くて握れなかった!という経験をされている方も多いのではないでしょうか。
この時期は車を屋外に駐車しておくと車内の温度が上昇しダッシュボード付近は70℃近くの高温になるとも言われています。
【猛暑日の車内】
車内温度が上昇した時に特に気を付けたいのが車内に置いてある装備品です。
炭酸飲料やガスライター、スプレー缶などは爆発の危険があります。
また、メガネやCDケースなどのプラスチック製品は溶けて変形する事もあります。
携帯電話やパソコンなども暑さで故障するなど精密機械にも十分に注意が必要です。
【高温の車内で壊れたものは補償される?】
もし高温の車内に置いていた冷却スプレーやライターなどが爆発し車が損傷した場合は自動車保険の「車両保険」で補償されます。
ですが車内に置きっぱなしにしていたパソコンやスマートフォンが暑さによって故障した場合は「身の回り品補償特約」では補償されません。
【身の回り品補償特約】
車両保険には事故で車両が損害を受けた時、車内に置いていた身の回りの品の損害を補償する「身の回り補償特約」があります。
暑さが原因で車内に置いてあったパソコンなどが故障した場合には「事故」と見なされないため、この特約の補償対象外となってしまいます。
この時期は車内に物を置かないように心がけましょう。
特に爆発の危険性のあるものを車内に置くと大けがに繋がる可能性もありますので車内には何も残さないようにしましょう。