毎年、梅雨の晴れ間や梅雨明けの気温が高く蒸し暑くなった7月頃から熱中症にかかる人が増えています。
また、今年は新型コロナウイルス対策によるマスク着用や外出自粛での運動不足で熱中症のリスクがより高まっています。
屋内や屋外だけでなく自動車の車内でも熱中症になる可能性がある事をご存知でしょうか。
今回は車内での熱中症対策についてみていきましょう。
【高温の車内】
炎天下エアコンを停止すると30分後には車内温度が40℃を超え最高では60℃にも達すると言われています。
またフロントガラスやサイドガラスから受ける太陽の光で体に熱がこもりやすくなります。
高温の車内は熱中症にかかるリスクが非常に高く大変危険です。
「エアコンが効いているなら熱中症は大丈夫なのでは?」
実はエアコンの効いた車内でも熱中症になる可能性があります。
エアコンを使うことで車内は想像以上に乾燥するので気付かぬうちに脱水症状を引き起こすリスクが高くなります。
運転中にトイレに行く事を懸念して水分を取らない方もいらっしゃるかもしれません。
こまめに水分を補給することを忘れずに、長時間の運転では休憩の回数を多く取るなどの対策を忘れずに行いましょう。
【車内の熱中症対策】
◆カーアイテムなどを利用する
・フロントガラスに日よけサンシェードを使用する
・断熱フィルムを貼る
・ハンドルカバーを設置する
◆最も早く車内の温度を下げる方法
一般社団法人日本自動車連盟(JAF)の実験では、窓を全開にしてエアコンを付け外気導入して走行する方法「エアコン+走行」が、最も早く温度を下げることができたそうです。
炎天下で駐車して車内の温度が高温になった場合はこの方法でいち早く温度を下げ、車内の熱気が外に出たら窓を閉めてエアコンを内気循環にして冷やしましょう。
高温の車内は他にもダッシュボードに放置したものが変形、破損したりなど大きな事故に繋がる場合もあります。
※高温の車内で壊れたものは補償される?
まだまだ暑い季節が続きますのでしっかり対策をしていきましょう。