記録的な大雨で熊本県、鹿児島県などで土砂崩れなどの甚大な被害が相次いで発生しています。
熊本県では広い範囲で川の氾濫により浸水被害が相次ぎ、警察、消防、陸上自衛隊が救助に当たっています。
また橋の崩壊などにより多くの地域が孤立し、現在も住民の方達が救出を待っている状態です。
この大雨で亡くなられた方々のご冥福をお祈りし、被災された皆様に1日も早く救助と支援が届くよう心よりお祈りいたします。
近年このような大雨やゲリラ豪雨などによる被害が多く発生しています。
大雨やゲリラ豪雨によって車が損傷した場合はどのように対応したらよいのでしょうか。
【車両保険で補償】
大雨やゲリラ豪雨などでの車の損害は「車両保険」で補償されます。
「一般型」「エコノミー型」どちらのタイプでも補償対象となりますので、被害にあった場合は車両保険の有無を確認しましょう。
車両保険に加入していない場合は残念ですが補償対象外となります。
「車両保険」の保険料は高いのが実情ですが、車が水没した場合などは修理が不可能になる可能性が高くなります。
高額の修理費や新しい車の買換え費用なども考慮しながら車両保険の加入を検討してみましょう。
【車両保険を使用したときの等級】
交通事故などで自動車保険を使用すると「3等級ダウン事故」として扱われますが、ゲリラ豪雨などで車両保険だけを使った場合は1等級しか下がらない「1等級ダウン事故」として取扱われます。
【保険会社へ連絡しましょう】
大雨で車に損害が発生したら、慌てずにエンジンを切り車を安全な場所に移動しましょう。
安全が確保できたらご加入の保険会社に連絡しましょう。
大雨・ゲリラ豪雨の際にロードサービスを受けられる特典を備えている保険会社もあります。
連絡や相談だけで等級が下がることはありませんので、自動車保険を利用するかどうかも含めて保険会社に連絡・相談する事が大切です。
【災害救助法】
災害救助法が適用された地域で被害を受けた場合、自動車保険の「継続契約の手続き」や「保険料の支払い」の猶予が適用される場合があります。
詳しくは各保険会社にお問合せ下さい。